玉響〜symphonia〜

□present
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身に付けてくれはしないだろうと思った。
喜んでなんてくれないだろう。

でも、二人の関係を象徴するものを何か贈りたかった。



「しいな〜コレ、俺様からのプレゼントv」

「…何だい?」

「秘密〜。家帰ってから開けてね!絶対、今開けないでよ?」

目の前で開けられるのは非常に心臓に悪い。

「誕生日でもないのに物を貰うっていうのは、変な感じだねぇ…」

「誕生日とか関係なく、贈りたかっただけだから!あとはしいなの好きにしてちょーだい」

「そうなのかい?まぁ一応…ありがとう?」

「ど、どういたしまして!」

…女の子に物を贈るのに、こんなに緊張したことってないなぁ。
やっぱ、しいなはトクベツな存在だねぇ。
本人、気付いてんのかよく分かんないケド。

あー…明日の反応が怖いような、楽しみなような……絶交されなけりゃいーなぁ。
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