□恋心
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今度から買い置きはオレンジジュースじゃなくミルクティーにしよう、などと考えながら、
自分も昼食をとるために同じ空間の空いている席につく。

もちろん、ここへ来る前から気配を絶って。

 

「あー、なんかサクラいい匂い」

「分かる?シャンプー変えてみたのー」

「ねえねえ、今度みんなでどっか行こうよー」

女の子達の会話は続く。

 

あーあ、せっかく今日は午後からヒマだからサクラと二人の時間が増えたと思ったのに。
これじゃ任務があった方がサクラと一緒にいれたんじゃないか?

あの2人、ちょーっとジャマなんだよなー。
もう少しズレてくれれば、サクラの顔が見えるのに・・・。

一緒にいるのが女の子だからいいけどさー、もしも、ホントにもしも男だったら
確実に明日の太陽は拝めないな。いや、今日の夕日か。
まあ,その前にサクラに近付く事が出来ればのハナシだけど。
近付けさせないしね。

 
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