□たまには
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たまには一緒に朝寝坊しよう。

太陽が真上に来た頃、もそもそとベッドから抜け出して。

そして一緒にご飯を食べるんだ。

  

 

「ん・・・せんせ・・・?」

目を開ければ、そこにはいつものように愛しい男の寝顔がある。

背中にはがっしりとした太い腕。

毎朝のその光景が、いつでも新鮮に感じるのは自分だけだろうか。

 

ふと窓の方を見やると、いつもの朝より随分と明るい。

「あれ・・・?いま何時・・・?」

不思議に思い、身体を起こしてベッドサイドにある目覚し時計に手を伸ばす。

時計の電池が無くなってたり、長針と短針が入れ替わってたり、サクラの目がおかしくなってない限り、
その針は11時27分を示していた。

「・・・ウソ・・・!?」

文字通り顔が青ざめる。

幸い今日は任務は休み。

だから、2人で出掛けようと思っていたのにこんな時間。
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