\おはなし!/

□帰ってきたオス犬くん
1ページ/1ページ




応接室で仕事をしていると指が可愛いと舐められる

お弁当を一緒に食べていると口が可愛いとキスされる

学校を巡回しているとうなじが可愛いとトイレに連れ込まれる

夏服になると二の腕が可愛いとシャツを脱がされる

学ランを着ているとお尻が可愛いと揉まれる

屋上で昼寝をしていると寝顔が可愛いと襲われる






僕の彼氏はどうしようもなく発情期


























仕返ししてやろうと思った

万年発情期のこのオス犬に僕の辛さを味わって貰おうと

この間「気持ちよくてメロメロのトロトロになっちゃうお薬☆」と称して飲まされた媚薬を山本の部屋から盗んでやった

これを飲ませて縛って動けなくして生殺しにしてやる

発情を逆手にとった仕返しだ

僕ってば天才だね



ということで



「ヒバリ…、なに飲ませたの?」

「君がこの前飲ませてくれた気持ちよくなっちゃうお薬だけど?」



珍しく僕からキスをしてやり、気をよくした山本はすっかり油断したらしく

あっさり媚薬を飲み込んだ

この慌てよう…ゾクゾクするね…



「…マジかよ」

「マジだよ」

「なんで…」

「いつもの仕返し」



そして油断しているうちに山本の手首に手錠をした

「え、え?」と焦る山本を見ながら舌なめずりをする

僕、よくドエムとか言われるけど精神面ではエスだからね



「今日は手出しさせないよ」



応接室の床に山本を転がして、テーブルの足に手錠を引っ掛ける

これで山本の腕の自由は利かないってわけ

オマケに寝転んだ山本の腹に座ってやる



「ちょ、ちょ…、ヒバ…っ」

「ふふ…、そこで黙って見てなよ」



僕は学ランを脱ぎ、シャツのボタンをゆっくり外していった

ゆっくりゆっくり誘うように

全部は脱がない

ちょっとはだけさせて乳首が見えるか見えないかあたりで寸止め

そして山本の腹に股間を擦りつけてやる



「…っ、生殺し…!」

「君が好きな焦らしプレイってやつだよ」

「ヒバリ…、…手、痛い」

「暴れるからじゃない」



どうにか手を動かそうと頑張っているらしく手首が少し赤くなっていた

可哀相だと思ったけど仕方ない

今日は触らせないよ



「やまもと…、」

「ぁ…っ」



股間を擦り付けながら耳元で囁くと山本の身体が奮えた

はぁはぁと苦しそうに呼吸をして顔も真っ赤だ

…可愛い



「勃ってるね…」

「う、あ…っ、ヒバ…ダメだって…!」

「気持ちよくなってきた?」

「ん…っ、あ、」



山本の股間をズボンの上からさすってやると、もうすでに反応をしてた

お薬が効いているのかかなりガチガチだ



「ワォ、すごいね」

「ぁ…っ!ヒバ…っ、手錠はずして…!」

「やだ」



ガチャガチャと腕を動かして抜け出そうとしている

そうはさせないよ



「ひ、ひばり…?」

「君、乳首好きだよね」



山本のシャツのボタンをはずし、胸をまさぐる



「好きなのは…ヒバリの乳首なのな…、あっ」

「そういうわりに反応してるんじゃない?」

「ひ、ぁ…」

「可愛いね」



山本がいつもしてくれるみたいに乳首を舐めた

舌を尖らせて中心をつついたり

周りを焦らすように舐めたり

吸ったり



「ヒ、バリ…!マジ、…っ、やばい…て…っ」

「んん…、」

「ぁ…っ、ひば…!やばい、やばいぃ…!」



ガチャガチャと腕を動かし暴れる山本

僕に触りたくて仕方ないようだ

まだ許さないよ



「おあずけ、だよ」

「…っ、触りてぇ…っ」

「だーめ」



今度は僕の乳首と山本の乳首を重ねて擦り合わせた

あ、気持ちいい…



「ん…っ、」

「う、あ…っ!」

「山本も…乳首開発しちゃう…?」

「あ、あ…っ、ぁ…っ」



擦り合わせながらねっとりとキスをする

山本は苦しそうに息を吸ったり吐き出したりしている

やばい…僕も興奮してきた…



「ぷは…っ、ひば、り…!」

「…なぁに?」

「お願いだからっ、手錠はずしてくれよ…!」

「それはだめ」

「ひばり…、ひばり…っ、挿れたい…!」

「堪え症がないね。早漏かい?」



山本の股間はすでに限界らしい

触ると先走りの汁でパンツの中が濡れているのがわかる

すごいガチガチだ



(これがいつも僕の中に入る…)



甘い感覚が背中を走った

ゾクゾクする

僕も股間が痛いくらい勃起してしまっていた

不本意だかお尻もキュンキュンしてしまう



だめだ

今日はだめ

山本に仕返しするんだ



イキたくてもイカせてあげない

挿れたくても挿れさせてあげない

恥ずかしい格好させて

いつも僕の身体を好き勝手にすることを後悔させてやるんだ



「ひばり…!もうダメだ…っ!」

「え…?」



金属の割れる音がして山本の手を見ると

手錠の鎖が壊れていた



つまり山本の手はいま自由なのである



「ちょ…、嘘でしょ…!?手首痛くなかったの…!?」

「ヒバリ…、俺もう我慢できねぇ…っ!!」

「え、や…っ、ひぁっ」



起き上がった山本に逆に押し倒され、シャツとズボンを乱暴に脱がされた



「やだ…っ、やだぁ…っ」

「ヒバリ、仕返しとか可愛いのな…!」

「あぁああ…!」



股間を舐められたりお尻の穴を舐められたり乳首を摘まれたり

いつもより激しく乱暴に責められる

やだ…、気持ちいい…っ!



「はぁ…はぁ…っ、もう限界…っ」

「ひゃ…ぁん、」

「…仕返ししようとしたヒバリに仕返しな」

「え…っ、あ、あああああぁん!」



まだ舐められただけで慣らされていない穴へ挿れられた



やばい…っ、山本のいつもより熱い



「あ、イケる感じだな…」

「んぁっ、ひ、ぅ…あんっ」

「ヒバリのインラン。可愛い。大好き」



ちゅっちゅっ、と顔中にキスをされ

どんどん山本が入ってくる



僕、やっぱりドエムかも



「やまもとぉ…っ」

「はぁ…っ、動くぜ…!」

「ぁあ…、あ、あ…っ、ん…、あああ…っ」



激しく出入りする山本に

僕はどうしようもなく興奮してしまった

発情期が更に悪化したオス犬に

僕は

僕は



「イ、くぅ…!イっちゃう…っ!やまもとぉ…っ」

「いっしょに、イこ…っ」

「はぁっ、あ…っ、あぁああ…!」






僕はどうしようもなく君が好きなんだ






























「…もう仕返ししない」

「えー?楽しかったぜ?仕返しっ」



その後、薬の効果が消えるまでヤリにヤリまくったオス犬はすっきりした顔で僕に笑いかけた

死ぬかと思った

もう下半身が動かない

眠い

疲れた

ダルい

眠い



「大丈夫か?」

「見てわかるでしょ、大丈夫じゃない」

「ははっ!だよなー」



ちくしょう…!

発情した時の顔といつもの笑顔のギャップにときめいてなんかいないんだからねっ



「ごめんね、ヒバリ。大好きだよ」



ちゅっ、と軽くキスされ優しく抱きしめられた

そしてまた耳元で「ごめんな」と言われた

…そういうところに僕は弱い



「…手首、大丈夫?」

「ん、ちょっと痛ぇかも」

「無理しないでよね。野球部のエースなんだから」



皮が少しはげて赤くなっている手首を撫でる

可哀相なことしたな…

ごめんね、山本



「……ヒバリ」

「なに?」

「……撫で方、えろい」

「……は?」






ということでまた発情したらしいオス犬に僕はまた押し倒されたわけだが

今度は頑丈な鎖で手足の自由を奪って泣いても喚いても許してあげないようにしよう



うん、僕はエスだからね







********


前サイトで書いた『オス犬くん』というえろ小話をいつかまたやりたいと思って掘り返してみました

えろが全然えろくない気がしますけど満足したからもういいです(笑)





[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ