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□緑の多い場所。
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合宿場。
柳が合宿中ペンションの管理を任せられているらしい。
『わ。おっきい。』
合宿に使うだけ有って大きいペンション。
切「ノドカ、合宿中よろしくな。」
『あ。はい。よろしくお願いします!』
ノドカは部屋に入り、ウェアに着替えた。
合宿中、ノドカは食事や掃除、レギュラーの手伝い…と言った事をする。
テニスコートに集まり、基礎練習が始まった。
ノドカはボール拾い、ドリンク、洗濯をする。
『丸井先輩、何やってるんですか…?』
ノドカが調理場に入ると丸井がノドカのお手製、フルーツケーキを食べていた。
丸「ん?あぁ…ウマいぜぃ!」
ニカッと笑う丸井。
ノドカは苦笑した。
『香兄さんみたい。』
クスクスと笑う。
丸井はムッと眉を寄せ、ノドカに歩み寄った。
丸「ノドカさ…、」
ノドカに顔を近づけた。
あまりにも近いから丸井のカッコ良いような、可愛らしい顔がはっきりと分かる。
ふにゅ。
丸井がノドカの頬に触れると引っ張った。
『みゃひゅいしぇんはい?』
丸「良いもん見れた♪」
そう言って出て行った。
『な。何だったのかな…?』
ノドカはしばらく呆然とした。
(ノドカの顔、間近で見たけど、すげー、可愛い。
目とか綺麗で…さ…。)
丸井はさっきのことを思い出し、一人赤面した。