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□穏やかな時間を。
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ノドカは今日もいつもと同じように登校していた。
Rose Festivalから丁度3日が過ぎていた。
椿「ノドカ。」
いつもと変わらない、椿とのお喋り。
『あ。椿、今度さ、舞台観に行かない?』
椿「舞台?」
『うん。二番目の兄さんの友達が出るの。
えっと。
俳優の月碕 鈴って人。』
椿「知ってるよ。凄い有名だもん。」
『そうなんだ?』
椿「相変わらず、こういうのに興味無いわね。」
『うーん…、私、歌とかは気に入ったのしか聞かないし、映画は話が面白いのかで決めるから。』
椿「俳優や歌手に興味無いと…。
それで…、ここ最近ニュースで有った、人気アイドルが電撃結婚するって話も知らなかった…と…。」
『うん。芸能ニュース興味無いし…。
あ。でもね?
私、映画とか歌とかで、凄いなって思う人いるよ?』
椿「誰?」
『鈴さん。』
椿「確かに、最近デビューした作品、海外でも有名で、人気高いわよね。
ノドカはその人のファンなの?」
『ていうのかな…?
何か、その人の演技見たとき思ったの。
この人は輝いてるって…。
他の誰よりも。』