精神詩 -Lunacy-

□作品No.26〜30
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No.27

世界の悪意



人混みに向かって
投げかける
―誰かが死んでも、
 何も変わらない―
コトバのバクダン

そう思う私は、
きっとワルイ子
暴走する思いは止まらない

―此処に不幸を―
無駄に、切実に、願う
私はワルイ子、クルッタ子

―今から
 死んでみせようか?―
―派手に
 死んでみせようか?―
暴走した衝動
ココロとカラダを
突き抜けて

天使の羽は真紅の羽
心は黒と紅の縞模様

誰かが死んでも、
変わらない
無情にも、
世界はただ嗤うだけ




―――――――――――――――
「人混みに爆弾落としたくなる」
そんな呟きがきっかけ。
人混み大嫌いなんで(苦笑)
でも誰が死んだって何も変わらないよな
と思って。
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