精神詩 -Lunacy-
□作品No.41〜45
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NO.42
Loop Bruise
暖かな温もりが欲しいと
吐いて吐いた
<ハイテツイタ>嘘
蝋は瞼の上で溶け
偽りの光を脳に刻み付けた
体に住み着く臓物は
苦痛の掃き溜めでしかなく
爛れた腐臭を吐いている
それでも脳は未だに
偽りの光を抱いて
それでもまだ嘘は溶けず
温もりが欲しいとまた吐いた
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最初、題を『Loop Pain』にしたかったのですが
某バンドの歌に被ってしまうため(苦笑
『Pain』は刑罰が原義のため、
こちらの方がいいかとも思いまして。
延々と続く痛み、がテーマ。