精神詩 -Lunacy-

□作品No.21〜25
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No.22

ミルクとコーヒー



澄んだ貴方を汚した
何処かに忘れた純粋さ
貴方は私を戻せない
だって私の黒を飲んだ
多くの色を織り交ぜて
濁り混ざった色を飲んだ
貴方の白を混ぜてみても
私はただ濁るだけ
貴方は純な白だから
私の黒に侵される
貴方の手にはもう
私を連れ戻す力は無く
ただ無力に馬鹿みたく
私の穢れに侵されて
新たな犠牲者を生んでいく




―――――――――――――――
「白と黒」というキーワードを膨らませて。
罪の意識を持ちながらも諦めてしまう、
そんな倦怠感を描こうと。
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