精神詩 -Lunacy-
□作品No.31〜35
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No.33
黄昏時
鴉が鳴いて
夕闇が始まれば
溶け広がる
ムカシの想い
裂けた胸に沁みて
溢れ出したのは
失くしたはずの色
鴉が招いた夕闇は
果てしないカオスを
生み落としていった
―――――――――――――――
夕方の得も知れぬ不安感。
「終わりと始まり」が混在する
その不安感を描こうと。
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