反戦詩 -Antiwar-

□作品No.6〜10
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NO.7

鉄槌



朧月が割れ
雲が裂け
恵みの雷鳴が轟く
聖なる父が
夜を裂く
文明を焼き尽くすため
驕れる人を罰するため
驕りに満ちた神からの
聖なる怒り

潮風が凪ぎ
海が割れ
潤いの波が起こる
聖なる母が
昼を裂く
文明を飲み込むため
驕れる人を罰するため
驕りに満ちた神からの
聖なる裁き

創られた世界の再生
恵みの雷鳴
焼き尽くせ 世界を
潤いの波
飲み込め 愚かな人を
聖なる父母からの
最後の愛情



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戦争を止める事は出来るのでしょうか。
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