芸術詩 -Profanation-
□作品No.41〜45
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NO.42
Cendrillo
ママが仕立てた
いつかのドレスは
あまりにも窮屈で
薄汚れ擦り切れた裾に
思い出せない夢を重ねた
ようやく見付けた硝子の靴は
あまりにも窮屈で
それでももう少しと
我儘に夢を求めるけれど
疲れた絵本は
ページを途切らせ
残酷に
幼児期の残像を燻らせて
残り火は
記憶すらも灰にさせて
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*Cendrillo… Cinderella。
「灰被り小娘」の意。
夢はいつまでも夢のままで
幼い頃の夢も、ただの思い出。