精神詩(2) -Tranquilizer-
□作品No.91〜95
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NO.92
硝子越しの景色
陰美な香水に浸した
懺悔の刃を備えた剃刀は
奇怪な妄想と歪んだ夢想
快楽的に香るのは
毒々しいまでに鮮やかな華
脳内に咲き誇る
たおやかに呼吸を紡いで
懺悔の刃は錆をまとい
しなやかに
憂鬱な痕を残して砕け去る
―――――――――――――――
ODして気持ち悪いながらも
リスカしていた時の情景といいますか。
隔離された感覚があって、
でもそれは自ら選択した結末。
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