精神詩(2) -Tranquilizer-
□作品No.76〜80
2ページ/5ページ
NO.77
&僕&ボクENDぼく
死にたい心も生きたい心も
地下室で
迷子になっているから
(まるで君みたいに)
屋根裏部屋で待てども
空っぽの体を
照らされるだけで
窓に映る僕は誰
ひび割れた硝子に
歪んで滲む
虚ろなボクが呟いた
(嗤う君にとても似ていて)
未だに僕は
地下への階段を
下り続けている
―――――――――――――――
自分の存在に迷子になっても
結局、自分は自分でしかない。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ