精神詩(2) -Tranquilizer-

□作品No.36〜40
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NO.37

一年
 -卯月〜菊月-



卯月
 白い花が散り
 淡い想いは
 空に散った

皐月
 暖かな日差しは
 まだ受け付けられない

水無月
 雨音を聞きながら
 腐蝕して

文月
 縛るもの全てを
 断ち切った

葉月
 全て陽に焼かれ

菊月
 添えられた菊は
 枯れ果てた



―――――――――――――――
長いスパンで退廃してく様を描こうかな、と。
月と中身が合うように頑張ったのですが
面倒だったので、新暦(苦笑)
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