精神詩 -Lunacy-

□作品No.6〜10
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No.6

bomb body



カチ、カチ、カチ、、、

時計が、時を刻む。

部屋に響く音。

カチ、カチ、カチ、、、
カチ、カチ、カチ、、、

幾重にも、重なって。

休む事無く。



時間に蝕まれた、体。

カチ、カチ、カチ、、、
カチ、カチ、カチ、、、

私はきっと、時限装置。

休む事無く、時を刻む。

カチ、カチ、カチ、、、

止まったら、きっとバクハツ。



カチ、カチ、カチ、、、
カチ、カチ、カチ、、、
カチ、カチ、カチ、、、
カチ、カチ、カチ、、、

どうしたら止まる?

ねぇ、止めて。




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「死ぬ事は簡単」
そう思った時、何故だか死ぬのがとても怖くなりました。
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