精神詩 -Lunacy-
□作品No.31〜35
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No.31
崩壊
夜は明けて
頭上で満月が輝く
西の空に太陽が昇れば
機械仕掛けの鳥が鳴く
月の響きで風は止む
地獄に落ちた太陽が
地獄の業火を焼き尽くし
再び世界に現れた
壊れた世界で
壊れた神が
壊れた命を生み出していく
次々と次々と
狂った精神が増殖して
崩れた世界に
崩れた精神が蔓延る
無残な現実に
崩れ壊れた精神が
尽きない悪意を生み出して
果てない増殖を繰り返す
世界の崩壊
世界が崩壊
此処には何もない
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前半は大好きな言語コードのズレですが
後半は力尽きて(苦笑)
「世界=自分の心」
拠り所すら失くしたから
「何もない」のです。