暗黒詩 -Black-

□作品No.36〜40
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NO.39

熱帯夜



グラスに湛えた赤ワイン
妖艶に揺らめいている
致死量に満たない睡眠薬
真紅のルージュで
彩った唇の奥へ
子守唄は歌ってあげない
窓のない部屋で一人
夢に溺れていればいいから



―――――――――――――――
個人的に、ラスト3行が好き。
そこが最初に思いついたのですが。
窓のない部屋→熱帯夜って連想して
そのイメージで前半付け足し。
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