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□・・秘密・・リン
最近レンの様子がおかしい。
ついこの間まで当たり前にしてきた事を嫌がるようになった。
手を繋いだり、一緒に寝たり。
最近は一緒に居るのも避けてる。
14にもなって、普通はしないことなのかな…?
でもリンにとっては、当たり前のことだったし、これからもずっと変わらないと思ってた。
なのに‥‥
いきなり独りぼっちになっちゃったみたいだよ‥。
寂しい
寂しいよ
レン‥‥‥
そんな事ばかり考えてるからか、眠れない日が続いた。
「眠れない‥‥
レン‥」
寂しくて、無意識にレンを求めていた。
レンの部屋の前に着いて、ドアを開ける。
「起きてる‥‥?」
静かにドアが開く。
ドアが開ききる前に冷たい声が耳に響いた。
『入ってくんなっ』
水滴が目から零れ落ち、
走って部屋に戻る。
思い切り拒絶され、どうしていいのかわからない。
リンが子供だから、ワガママだから嫌いになったのかな。
なんであんな事言うの?
‥なんで変わっちゃったの‥
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