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□・・i・・シェリル

孤独の中で生きてきたあたしは、世間の注目を浴びても、沢山の人に好かれても、気持ちが満たされる事は無かった。




唯一の救いが歌だった。



歌う事でやっと本音を吐き出せる、そんな気がしてた。


あたしは此処に存在してるの。
そう叫んでた。





あの日‥
貴方に出会ってから全てが急速に変わって行った。


何もかもが新鮮で、気が付けば自然に笑ってた。



こんな自分が居るなんて思わなかった。




ただ隣に居るだけなのに。何も言葉を交わしていないのに。
あたしの気持ちが全て解っているようだった。


羽根が生えたみたいに心が軽くなった。





大きな心であたしを受けとめてくれる貴方は
青く澄んだ大空。


あたしは貴方が居るから、心置きなく空へ飛び立つ事が出来たの。


光が眩しすぎて上手く飛べない事もあるけど、その時はまた受けとめてね。




‥‥今はまだ気付かないフリでもいいよ。

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