人生の杜

□自然農
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<無農薬論>

◎害虫などいない

本当は生物界の連鎖関係を知るものから見れば、何が天敵やら害虫やらわからないというのが

真相で、人間のやることは自然の秩序の破壊以外の何ものでもない。

近視的には天敵を保護し、害虫を殺したように思っても、その害敵が益虫に、益虫が害敵に変

わるか知れたものではない。


◎新農薬の公害

動物の細胞も微生物の細胞も、いわば似たりよったりの細胞で本質的には同じである。虫や菌

に薬効があれば、大なり小なり植物にも動物にも作用する。殺虫殺菌作用は、植物では薬害作

用と言われ、動物や人間では公害と言われるにすぎない。


◎「作った」物、「害する」虫という概念は、人間が勝手に決めただけの言葉であり、自然の

摂理からすると、意味をなさない。

ということは、この虫が地上に存在してもなんらさしつかえない、稲と虫が共存共立しうる

道、農法があるということである。
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