拍手のお話
□どじっ子シリーズ
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七松 小平太
「いけいけどんどんアターック!!!」
『・・・え?』
ドゴーーンッ!!
「や、やばい!!大丈夫か!?」
「七松先輩!?何巻き込んでるんですか!?」
だからあれだけ
無闇にアタックしちゃ駄目だって言ったのに!
先輩が放ったボールはそばを通りかかった
くの一にあたってしまった
「ごめんな、ちょっと方向を間違えた!!」
「この人死んじゃいますよ!?」
もうぐったり倒れてるし!
殺人にならなければいいのだけれど…
「ええ!?いやだぞ!死なないでくれ!!」
『ふゅううう〜〜〜っ!』
そんな変な泣き声がしたと思ったら
涙ながらにその人は顔をあげた
「大丈夫だまだ息はある!!…っ///」
『いたい、よお…っううう…』
「大丈夫っすか…?保健室でも」
『ふゆぅ…、頭あたったあ…!』
そりゃ当たったら結構痛い
今意識があるのが不思議なくらいだ
何故か分からないがぼーっとしている
七松先輩はあてにしないで
この人を俺は連れて行こうとした
「保健室連れて行きますから」
「いや!三之助!この子は私が連れて行く!!」
「七松先輩!?」
『え?え?』
「すまんな、傷物にして…!」
『え?傷ものって…?』
そい言うと七松先輩はその人を抱き上げた
この抱き上げ方は俗に言う…
お姫様だっこ!!
「私が責任取るから、な///」
「ええええ!?ちょ、先輩!?」
何を言い出すんだ!?
ていうか、先輩は何で顔が赤いんだ!?
何故照れてるんだ!?
『せきにん?え?』
「嫁にもらってやるから安心しろ!」
我等が暴君は
不運なお姫様を連れて行ってしまいました
「最初は優しくするから、なっ///」
『(最初って…最初から頭痛いよおっ)』
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