拍手のお話
□つんつんシリーズ
5ページ/7ページ
綾部 喜八郎
『綾部!!』
「・・・何ー?」
『見てないで、助けなさいよ!』
「自分で落っこちたんじゃん。」
『・・・・・・』
「?」
『あ、アンタが穴なんか掘ってるからよ!』
「・・・そうなの?」
『そ・う・な・の!』
「じゃあ、助けるか」
『・・・はあ』
「よいっしょ」
・
・
・
『・・・』
「あれ?お礼は?」
『あんたの所為で落ちたんだから、お礼なんて無しよ!無し!』
「そう、」
『・・・本当に何考えてるんだか』
「なんか言った?」
『いいえ、何にも!』
「ふーん」
『はあ、怪我した』
「怪我?」
『足、すりむいたの!』
「・・・」
『あ、あ、あ、綾部??///』
「保健室」
綾部に、抱き上げられた
恥ずかしい
恥ずかしい!
恥ずかしい!!
『下ろせ!下ろせ!///』
「だって、僕の所為でしょ?」
『え、そ、それは///』
「だから、大人しくしてて」
『・・・///』
本当に何考えてるんだか
でも、もうちょっと
このままでいても
・・・いいかな、
「足、痛くない?」
『・・・痛くは、ない、』
「そう、良かった」
全部
綾部の所為にして
ごめんね、
素直になれない私を許して
.