拍手のお話

□つんつんシリーズ
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 池田 三郎次



「何すんだよ!」

『アンタが悪いの!』

「何にもしてねえだろ!」


今は合同実習で。
くのたまと忍たまで町に買い物に行く、と言う内容
もちろん、忍たまはくのたまをエスコート出来たら合格
私達はそれにつき合わされてるだけ。
それなのに、
何もしないでただ歩いている三郎次に腹が立ってなぐった


『・・・』

「まったく、なんで合同実習なんか・・・!」

『それはこっちのセリフよ!』


私が相手をしてあげてるんだから、
手ぐらい繋ぎなさいよ!!


『・・・はあ』

「・・・・・・」

『もう、いい!』

「・・・お、おい!待てよ!」


三郎次の根性なし!
私一人で行ってやるんだから!







『・・・・・・』

「・・・・ちょっと待ってろ」

『・・・え?』


三郎次はそう言って、茶屋に入って行った
馬鹿、馬鹿、馬鹿
なんで一人にするのよ!
三郎次なんか
不失格にしてやるんだから!


「ん!」

『・・・え?』

「ほら、腹空いたろ!団子!」

『え、あ』

「じゃあ、行くからな」


私の為に?
買って来てくれたの?


『三郎次!あ、あの、これ!』

「うっせえ、そうでもしないと不合格にするんだろ!///」

『・・・そ、そうに決まってるじゃない!』


ありがとう、なんて言わないんだから!
・・・でも
嬉しかったのは、事実だよ?


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