拍手のお話
□寒い日シリーズ
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浦風 藤内
『ねえ、とーない、とーないってば』
「う?誰だよ、こんな時間に…って」
『あ、こんばんは〜』
「のあああ!!!///」
『う、うるさいよ!みんな起きちゃうでしょ!』
「だ、だって、おま、なんで、ここに!///」
『寒くて、眠れないの』
「し、知るか!そんな事!僕は寝る!」
『じゃあ一緒に寝よう!』
「帰れ!!」
『ねー、ねー、ったら〜』
「(…起きないぞ、僕は絶対起きないからな)」
『とーない、とーない、とーないー!』
「(起きるもんか、ぜったいに…。)」
『許せる範囲なら何してもいいから、ね』
「…な、な、なんてこと言うんだ!!///」
『あ、起きた』
「…はっ!」
『ね?今日だけだから、わたし寒くて死にそう』
「僕の部屋もう布団ない」
『だから一緒に…』
「枕もない」
『藤内の逞しい腕枕がある!』
「…そんなのない」
『じゃあいい、勝手に寝る』
「おー、そうしろー」
『はーい』
「…って、僕の布団に入るなああ!!///」
『わー、とーない、あったかー』
「〜〜〜〜っ!もう、風邪引いても知らないからな!!///」
『藤内だきしめて〜〜』
「バカ!!」
『うそだよ〜、おやすみなさい…』
「・・・」
『・・・・・すう、』
「あれ?…寝るの早いな、」
『…くしゅっ、う〜…』
「あ、布団かかってないじゃないか…」
『・・・』
「まったくもう、これだから…」
『・・・』
「・・・」
『・・・うう、』
「べ、べ、別にやましい気持ちじゃないんだからな!!///」
ぎゅううう!!
「これで、寒くないだろ…」
『・・・うん、あったかい』
「(お、起きてたのか…!!)」
『とーない、ありがとう…大好き』
「黙って寝てろっ!!///」
でも、明日はもっと冷え込むそうです
また大好きな貴方の元へ
来ちゃおっかな?
おわり(2010/04/17)