拍手夢のお相手はサンジです。






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「あぁー!しまったぁー!!」
「どうしたの?」

部屋でくつろぎながら明日の夕食のメニューを考えていると、突然風呂へ行こうとしていた彼女が大きな声を出した。
なにやら困った様子。あぅぅあぅぅと、頭を抱えて唸っている。

「どうしよう、サンジさん。パジャマがないの。」
「は?」

パジャマがない?!なんだそりゃ?!

「えーと?・・・どういうこと??」
「んとね、あのね、3着とも洗濯しちゃって、まだ乾いてないの・・・。」

彼女が持っているパジャマは全部で3着。
最近は夏島の気候で毎日が熱帯夜。寝ている間にひどく汗をかいてしまった。
さらに雨が続き、洗濯しても乾きが遅い。
そのことに気付かず、うっかりすべて洗濯してしまった・・・というわけである。

「どうしようサンジさん・・・・。」
「そうだなぁ・・・・。」

彼女の私服はワンピースにスカートといった類のものばかりで、どれもパジャマには適さない。
ナミかロビンに借りてこようか・・・。
そんな考えが頭によぎったそのとき、サンジが何かをひらめいたように声をあげた。

「そうだ!ねぇ、俺のシャツ着なよ!」
「え、サンジさんの・・・?」
「うん。大丈夫。体小さいからワンピースみたいになるからさ。」
「うー・・・じゃあそうしようかな・・・?」
「よしきた。」

そしてサンジはクローゼットからシャツを一枚出し彼女に手渡した。
「はい。お風呂行っておいで。」
「はぁい。ありがとうございます。」

そして彼女が風呂から帰ってきた後の展開は想像どおり。

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