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□それは僕の重要事項
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重要か、重要でないか
それは人それぞれ。
「アレルヤ」
僕を見つけると優しく微笑んだ君。
あぁ、何だか幸せになる。
「アレルヤ?」
「うん、どうしたの?」
君の隣に食事の乗ったトレイを持って近付く。
慌てていくと、気まずそうに君は俯いた。
どうしたの、と同じ言葉を繰り返すと、尚更気まずそうに視線をうろつかせ、たいした用事じゃなかったんだ、急がせちゃってごめんなさい、と謝られてしまった。
君に名前を呼ばれるだけで幸せだというのに、
謝らなくていいのに・・・
「大丈夫だよ、何かな?教えてくれないかい?」
にこりと微笑んで君に話す。
すると、うんと頷かれる。
「・・・隣、座らない?」
ぽかん、と君をみると少し苦笑いだった。
ほら、たいした用事じゃなかったでしょう?
そういいたげな顔で。
「じゃあ一緒させてもらおうかな」
くすりと笑うと、君の隣に腰を下ろす。
君からみたらたいしたことでなくとも、僕にとっては大切なことだよ。
だって、少しの間だけでも君の隣にいられるのだから。
それは僕の重要事項
アレルヤの中の人、おめでとうございます、誕生日。
吉野さん好きに祝うといいよ、とニコニコと笑われました。
・・・うん、祝います。
(09/02/06)