無双夢

□過去拍手
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年がら年中軍師って
忙しい仕事なんだね

宴よりも大事なこと

一応、隊長という位についてるから、忙しいのは忙しい。
だけど、正月は流石に仕事は入ってなくて、逆に宴がたっぷりだった。
でも、そのあった宴の三分の一くらいしか俺の恋人は出ていなかった。
軍師だから、忙しいんだろうな、とは思うけど、無理をしているところもあるんだろうな。

「千鳥、どうしたんだ」
「ちょっと、酔ったみたいだから、部屋に戻るよ」
「廊下でぶっ倒れるなよな」

冗談で言ってるのは分かってんだけど、冗談で済まないときがあったからな。
一度、陸と飲んで部屋に帰るときにぶっ倒れたからな。

「気をつけるよ」

手を振って、宴の席を離れると真っ直ぐ恋人の部屋に向かう。
真っ暗な廊下の中、一つだけポツリと灯りが点いている部屋。

「陸、起きてる?」
「千鳥さん、宴はどうしたんですか?」
「ん〜、陸がいないから抜けてきた」

音をあまり立てないように、陸の部屋に入ると陸と背中合わせになるように座った。

「私のことなんて、気にしなくても」
「陸がいなかったら、俺はつまらないからな。それに正月は陸と過ごしたいし」
「その我儘、直した方がいいですよ」

書簡に筆を走らせ笑いながら、そういう陸。
俺みたいのが我儘というなら、殿たちの行動はどうなるものやら。

「ま、正月くらいしか我儘いわねーんだからいいだろ」
「全く、仕方ないですね」

陸の背に体重をかけて、俺は目を瞑った。
正月くらいは是非とも恋人と過ごす時間が欲しいよな。

宴よりも恋人と過ごすことが大事なことだと思うのは俺だけだろうか。

「背中で寝ないでほしいんですけど。千鳥にいっても無駄なようですね」




――――――――――――――
今思ったら、三國無双夢これが初めてじゃない!?
書き終わってから気づくという、お馬鹿さに呆れながら、吃驚したよ。
てか、ちゃんと陸遜になってるかな。
無双5は持ってないし、出来ないから知らない。
つーか、キャラが減ったらしいから、それ以前の夢を書くということにしてるんだ。



08/12/24
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