あの部屋に
□再び夢
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そして、またアイカはあの部屋を見上げていた。
「また?これ夢かな?」
そんなふうに考える意識はちゃんとある。
またあの部屋に向かっているようだった。
この道も、どこかで見たことある気がするのに、思い出せない。
そして部屋の前まで来た。
そして今日はノックをしようとしている。
すると、またドアは勝手に開いた。
そして、あの青年が立っていた。
「また来たんだ?」
そう彼は言っている。
「あのさ、夢って意識があるなら、
今度から夢で訪れるの辞めてくれないかな?
もうここがどこだかわかるんだろ?」
そう彼が言うのを聞き届けて私は目覚めた。
もう朝だった。