戦国

□千重咲きの花
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奥州―――
その日は、朝から冷え込み雪が降っていた
「右目の旦那ーっ!」
「・・・」
「…旦那ぁ!」
遠くから呼ぶのは佐助。しかし呼ばれている本人は全く気付いてない様だ

「・・・だぁんなっ!」
「・・・何だ」
動かしている手を止めず、下を向いたまま呼び声に答える

「・・・」
「…」


暫しの沈黙
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