戦国

□小さい頃の約束
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――上田城、城下
「某の勝ちでござる!」
右手に持った気の棒を高々と上げて勝利の宣告を下す子供。
「弁丸様っ!何やってんですか!」
弁丸。上田城の跡継ぎである
「む。佐助か」
「む。じゃありません。お月もつけないで城下に出るなって何度も言っているでしょう?」
まるで母親のようにしかるのは猿飛佐助。一応弁丸の護衛の忍者である

「だいたい弁丸様は…」
うじうじと佐助がしかっているが弁丸はそれをスルーして友だちの家であろう所に入っていく。

「って!弁丸様!聞いてんの!?ってか食べ物は必ず毒見してからって言ってる出しょうが!」
「しかし。ここの母上の団子はうまいぞ。」
「・・・ハァ。」
此処まで来ると佐助もお手上げらしい

団子を作った母親がビクビクしている中、佐助は口を開く
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