小説「黒白のトライネクロ」


□第1章「世界ノ終末」
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第4話★「紺碧の道」

そこには、一つの門があった。

この門をくぐれば、向こうの世界……か…。

とそこに、影に一人の老婆が立っているのを見つけた。
すると老婆が
「レン……墜ちたな……目が死んでいる……」

老婆は、全て見透かしているような目をしていた。

「ムカツクな、お前。なんで名前を知ってんだ。」

その後、老婆は何も喋らなかったが、
急に口を開いた。
「私の名はテテラ。お前、あっちに行きたいのかい?フフ、」



―――-死ヌネ――――。

!!?

「なんだと?どういうことだ!?」
「お前は、あいつらより弱い。このまま行ったら、奴らに見付かって、即死だ。」

「??どういうことだ……?殺される?見付かったら?だと…?」
「狙われてるんだよ、クロムウェル。お前の父は向こうの世界の人間だ。そこで、やつらの組織に入った。」
テテラは徐に語るが、レンには30%も話が理解出来ていなかった。

「組織?何のことだ。」

「組織とは、[オラクル]の事だ。が、お前はまだ知らない。名前だけ覚えておけば良い。」

クロムウェルの名がなんだと言うのだろう。
俺の親父がなんなんだ?

「お前の父親は、殺されていない。アイツは偽者だ。」

俺もそう思った。あの親父が簡単に殺されるはずがない。
なにしろ、ヘル族のなかで最強を誇り、一族の長となった男だ。

「強くなりたいかい?」

急に変なことを聞くな……が、
「強くなりたいに決まってる」

「強くなって、世界の終末を止めないとね」




は?

世界の終末?



婆の後ろに、緑色の人間?が現れた。



「こいつが、お前の求める強さ……………となるか?」
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