妄想ブック

□Various Love
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第一話:恋のキッカケ
オレ・光一は相方の剛との人気デュオ・KinKi Kids。剛とはデビュー前からずっと一緒で仲良し。だからお互い信頼しあっていた。
そんなある日…オレは恋してしまったんだ。。相方の剛に…。
キッカケは風邪をひいたオレを剛がきづかってくれた時…。この日のオレは熱を出していた。
先に楽屋にいたオレに後からきた剛が声をかけた。
「あっ。光一おはよ。」
「あぁ。おはよ…ゴホゴホ」
「大丈夫か?」
「あぁ…大丈夫!」
オレは熱があることを隠し、平気なフリをした。
「きーつけや。お前風邪ひいたら治るの遅いんやから。」
「あぁ。」
この時のオレはまだ相方やと思っていた。
そして雑誌撮影が始まった。二人並んで撮っていると剛がこっそり…
「大丈夫か?」
とオレの体調を気にしてくれた。正直もの凄く怠かったオレだったが…
「大丈夫。」
とごまかした。そして撮影が進むにつれてオレの体調はどんどん悪くなっていった。
そんなオレの姿を気付いてか偶然か、剛が早く撮影が終わるように協力してくれた。オレは…
「さすが相方や…。」
と嬉しくなった。そしてその日の撮影は何とかスムーズに終わった。
楽屋に戻ったオレは薬を飲んた。半分死んでいるオレをみた剛は楽屋を出ていった。そしてオレはしばらく横になった。これ以上熱が上がらないように…。
いつの間にか寝ていたオレはしばらくして起きた。すると部屋の中にいた。楽屋じゃない…。天井をよくみると見覚えがあった。
「自分の部屋や…。」
すると電話がかかってきた。マネージャーだった。
「剛から事情は聞きました。熱が出てるのに無理して…。風邪こじらせないように早く治して下さいね。」
「すいません…。あの…今日の仕事はどうなりましたか?」
「キャンセルしました。明日からのスケジュールに今日のをはめたんで明日から忙しくなりますから覚悟して下さいね!」
「はい…。」
剛があの時楽屋から出て行ったのは光一の体調を知らせるためだった。オレはこの時剛に感謝した。
(ありがとな…剛。)
そしてこの日をキッカケにオレは剛に恋することになろうとは…この時のオレはまだ知るよしもなかった。
「Zzz…。」
第二話に続く…。
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