妄想ブック

□愛するということ
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第一話 揺れ動く心。
どうも。私、夏は今人生初の告白をされてます。
『夏のことがスキなんだ。』
相手は同じクラスのモテモテ王子・光一クン。女の子に大人気のイケメンが私に告白するなんて…。夏は頭の中を整理しつつ理由を尋ねた。
「どうして私なの?光一クンだったら他にもステキなコがたくさんいるのに…。」
すると光一クンはこう言った。
『オレ、とりまきの女の子が苦手なんだ…。何て言うか…見た目とかで判断されてる気がして。。正直疲れるんだ…。』
「ふーん…。」としか夏は言えなかった。
『そんな時、夏のこと見てて思ったんだ。毎日元気にみんなに声かけて顔とか格好とかで決めない夏の素直さに。そしたらいつの間にかスキになってた。』
「・・・・・。」
『もし他に好きな人がいないのならオレのこと考えてくれないかな?』
「・・・・・。」
『それとも他に好きな人とかいたりするとか?』
「いや…別に。」
『そっか。じゃあ…オレ、本気だから!』
そいうと光一クンは去って行った。私はどうしたらいいか分からずしばらくボーっとしていた。
次の日。光一クンに会った私は昨日の返事をした。
「しばらく考えさせて…。」と。
光一クンは『分かった。』と一言笑って言った。
私が答えをすぐに出せない理由…。それは…幼なじみの剛クンの存在。剛クンは小さい頃からずっと一緒で最近ますますカッコよくなる彼に夏は惚れていたのだった。
夏は悩んでいた。剛クンのことはスキ。けど光一クンに告白されて光一クンのいいトコも知ってるからそう簡単には割り振れないのだ。まさに今は「うーん…(゚_゚;)」なのだ。
そんなある日。私は考えに考えて剛クンにこの想いを伝える決心をした!考えるのはそれからだ!といい聞かせて。。
放課後。剛クンを呼び出し初告白をした。
「私、ずっと剛クンのことがスキでした!」と。
驚く剛クンに夏は恥ずかしくなって呼び止める声も聞こえずその場を走り去っていった。心臓がドキドキしている夏は返事聞くのを忘れてたことに今頃気付き、明日どんな顔をして会えばいいのか…ずっと頭ん中で考えていた。考えていることに夢中になりすぎて階段があることに気付かず足を滑らせ転げ落ちてしまった!!
頭を打った夏はそのまま意識を失った…。
第二話に続く…。
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