妄想ブック

□三角関係
1ページ/4ページ

ある日友人の紹介で私は光一くんに出会い一目惚れした。
私はどうしても仲良くなりたいと思い、光一クンの友人でもある剛クンに相談した。
剛クンは応援してやると協力してくれることになった。
喜ぶ私の隣で剛クンの表情に気付かない私。
それから何度か三人で会うようになり、光一クンとの仲を深めていった。
その隣で優しく見守る剛クン…。
そんなある日、光一クンに呼び出され思いもかけない内に告白された。
私はドキドキしつつOKした。
こうして晴れてカレカノになった!
そして三人で久々に会った時、剛クンに報告した。
剛クンは良かったな…と一言。
だがその表情はどこか暗かった。
そして私はベンチに腰掛け光一クンと話している横で剛クンは微笑んでいた。
喜んでくれてると私は思っていた。
だがそれは勘違いなんだとすぐに気付かされた。
それは光一クンが肩を組んできた時に起こった!
私が光一クンの背中に腕を回すと、剛クンの手とぶつかったのだ!
私は驚きをこらえ後ろをちらっと見ると、剛クンと目が合った。
目が合った瞬間、剛クンが手をつないできた。
私がふりほどこうにもふりほどけない…。
すると剛クンは目でうったえかけてきた。
その目を見た瞬間、剛クンは私のことが好きなんだと初めて知った。
それから数時間、剛クンと手をつないだまま光一クンにばれぬよう会話を続けていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ