FORGET-ME-NOT
        尾崎豊


小さな朝の光は疲れて眠る愛にこぼれて

流れた時の多さにうなずく様によりそう二人

窓をたたく風に目覚めて君に頬をよせてみた

幸せかい

昨晩のぬくもりに
そっとささやいて強く君を抱きしめた

初めて君と出会った日僕はビルのむこうの空をいつまでもさがしてた

君が教えてくれた花の名前は街にうもれそうな小さなわすれな草

時々、愛の終わりの悲しい夢を君は見るけど

僕の胸でおやすみよ二人の人生わけあい生きるんだ

愛の行方に答えはなくて
いつでもひとりぼっちだけど
幸せかい

ささやかな暮らしに
時はためらいさえもごらん愛の強さに変えた

時々僕は無理に君を僕の形にはめてしまいそうになるけれど

二人が育くむ
愛の名前は

街にうもれそうな小さなわすれな草

行くあてのない街角にたたずみ

君に口づけても

幸せかい
狂った街では
二人のこの愛さえうつろい踏みにじられる

初めて君と出会った日僕はビルのむこうの空をいつまでもさがしてた

君が教えてくれた
花の名前は街に
うもれそうな
小さなわすれな草

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